梅雨シーズンがやってきました。
梅雨は事故が起こりやすい?
梅雨時期は雨によって道路状況が悪化し、交通事故が増加しやすい傾向にあります。実際、雨の日の事故件数は晴れの日の約5倍にもなるとのデータもあり、注意が必要です。
路面が濡れるとスリップ事故が多発し、視界不良による追突事故も増える傾向があります。整備不良の車はリスクが高く、ワイパーが劣化していると視界不良を悪化させ、タイヤの溝が浅いと制動距離が伸びてスリップしやすくなります。
梅雨時は普段以上に車のコンディションに気を配り、安全運転を心がけましょう。
1.水害にあった場合は自動車保険(車両保険)で補償される
「洪水で車が水没した」などの水害にあった場合は、車両保険で補償されることがあります。ただし、車両保険は単独で契約できず、対人賠償保険や対物賠償保険、搭乗者傷害特約などとともに「自動車保険」の補償プランとして組み合わせます。
保険会社やプランによって補償内容が異なるので、保険料とのバランスを考慮して、ご自身に適した車両保険を選びましょう。
2. 自動車保険(車両保険)による水害の補償事例
自動車保険(車両保険)による水害の補償事例をご紹介します。
一般車両保険であれば、お店の駐車場や自宅の車庫など、保管場所を問わず補償されます。ただし、「自宅・車庫での水災」を補償のセットにしていない場合、自宅の車庫や月極駐車場での水害は補償されません。
このように、契約内容によっては自宅における水害について補償されないことがあります。あらかじめ保険会社の公式サイトで補償される条件を確認しておきましょう。
3. 水害にあっても自動車保険(車両保険)の補償対象外となるケース
台風や洪水、高潮といった水災にあった場合は車両保険で補償されますが、「一部の自然災害」が原因で発生した損害については自動車保険の補償対象外になります。
以下は、自動車保険の補償対象外となる自然災害の例です。
- 地震
- 津波
- 噴火
あらゆる水害が補償対象になるわけではないことを覚えておきましょう。ただし保険会社によっては一時金特約などを用意しているケースもあります。
4. 水害にあった際の対処方法
ここからは、水害にあった際の対処方法をご紹介します。
水が車体のフロア面を超えた場合 | 速やかに車を停め、エンジンをストップさせる |
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その場から車を動かす必要がある場合 | シフトレバーをニュートラルにし、サイドブレーキを解除してから手で押して移動させる |
完全に水没してしまった場合 | JAFや自動車保険会社が提供するロードサービスに連絡する |
いざというときに対処しやすくなるので、事前に対処方法を把握しておきましょう。
5. 水害にあった場合の等級や事故有係数適用期間に対する影響
害にあった場合、等級や事故有係数適用期間に対して、以下のような影響が及びます。
- 等級: 次回の更新時に1等級下がり、保険料が上がる
- 事故有係数適用期間:翌年、1年加算される